社会に出て、外食が増えると、馴染みのお店が出来る。
カフェ、飲み屋、定食屋、雑貨屋さんなど……
フレンドリーなお店が多くて、ついつい喋り過ぎて時間を忘れることもある。
お誕生日をサプライズでしてくれたりもする。(嬉しい!!!)そう感じる。
お店の○○周年記念のイベントに参加したりもする。
(せっかく飲むなら、いつものお店かな・・・)
となり、いつも馴染みのお店へ足を運ぶ。
義理人情なんて今時!と思うことも多いが、
どうせ他のお店でお金を使うなら、知り合いの仲良しのお店で遣いたい気持ちが出てくることも多い。
すると、フレンドリーに接してくれて楽しい。
「○○さんは、もう家のお店のメンバーですから」
「イベント必ず参加してよ。もう家族なんだから」
「最近、新しいワインを入れたんです。常連の○○さんなら特別格安料金にします」
お酒も入っている状態だと、フレンドリーに接してくれると、ついつい話しを合わせてしまう。
あとで後悔することも知らずに……。
多くの個人店とか、スナックなどがこの手法が多いですね。
「家の常連さん」とか「メンバーですから」とか「家族ですから」など、
そういう言葉が増えてきたら、危険を感じたほうがいいかも。(^^)笑
一人暮らしで寂しかったり、誰かと話したかったり、そういう時に、馴染みのお店は必要ですが、
結局、「上手い言葉の調子でお金をどんどん遣わされている」こともあります。
こんなことを書くと、被害妄想的でせっかく仲良くしてくれるお店の人に失礼だよ!と
思う人もいると思います。
でも、恋愛に置き換えてみれば分かりやすいですが、
「好きとか、家族だよとか、特別な存在だよ」と言われていて、
それを違う色々な人にも言っているなら……。気分悪いですよね。それと同じです。
お店の人にそもそも特別扱いされる必要が無いんですよね。
もし、本当に友人、家族とまで言うならば、「今月は給料少なくて……ツケにしてくれない?」と
冗談で言ってみるといいかも。
ツケなんて古き良き時代のものなので、当然、お店側はダメなはず。
でも、お店の人は、「もう仲間なんだから、イベントでワイン一本いれてよ」とおねだりしてきますが、
こちらのツケのおねだりは聞いてもらえません。当たり前ですよね向こうは商売なんですから。
でも、こっちは、お友達とか、家族という言葉で洗脳されてしまっているので、本当はそう甘えても融通を聞いてくれてもいいはず。でも、お店の人は、そこはすぐに冷静になり、ダメですと言ってきます。
我に帰るためにも、たまにそういう冗談を会話で挟むことがオススメです。
お店側がフレンドリーに接してくれるのは、あくまでも「商売」で「利益を得るため」のリップサービスです。
だから、お客さん側も、フレンドリー手法の魔法にかけられないように、「お金無いから、ワインは無理」と
言いましょう。笑
そして、たまには、こんな切り返しもいかが?
お店「もう○○さんは、家のお店の従業員のメンバーみたいなものですから」
お客さん「従業員なら、掃除とかしないといけないよね?」笑
お店「4000円のワインを、常連さんは3000円にしますよ。いつも来てくれてますから」
お客さん「常連という名のカモなんでしょ?」笑
冗談なやり取りの中に、少しずつ、お店との距離を保って、より良い関係になるといいですね。
連載:『フレンドリー手法の魔法』カレントウーマンより
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