まず最初の導入部は自分から

 

接接客の会話が上手い人って「まず最初の導入部は、自分のことを話す」

最近の時事ニュースを見た感想とか、ランチで食べた料理の感想とか。

お客さんの目を見ながら、自分の事柄をまず話す。

ちょうど自分の日記を公開するかのよう。

そして、お客さんの様子を見て、スキを見て、

「どう思います?」とか「食べたことあります?」など、

ちょいちょい、ジャブを打つ。

でも、あまり喋らないようなお客さんの場合には、また戻って自分のことを話す。

でも、接客の下手な人って、

「お仕事なにされてます?」

「ご結婚されてます?」

「お休みは何してます?」

と、自分の話しではなく、お客さんに対して「質問攻め」をする。

自分の日記は人に公開しないのに、他人の日記を読みたがる感じ。

自分の事は話したくないけど、接客してて会話が続かないから、質問攻めになるんでしょうね。

信頼し合っている友人ならば、自分のほうから、悩みを打ち明けたり、相談したり、

愚痴を言ったりします。

信頼していない人には、自分のプライベートを細かく話したくないですよね。

なので、信頼していない店員さんに質問攻めに合うと、

「おいおい、あんたに私のことを話したくないよ」となってドン引きされる。

あまりお喋りが得意じゃないお客さんには、まず自分の日記をチラ見せすることで、

少しずつ少しずつ、相手が興味を持ち始め、心を開いてくれます。

そして、話し下手なお客さんが、積極的に話してくれるようになったなら、

それは、「店員さんに心を開いてくれた」ことになります。

接客の会話が上手い人は、自分の話しのネタを常にストックしています。

 

連載「接客の会話が上手い人」『暮らしの感想るん♪』より